0120-1930-41

畳の天日干しする効果と方法は?お手入れ方法も解説!

2024-04-18


畳は湿気が溜まることでカビやダニの温床になり、次第に劣化します。畳を長く使うには、定期的に天日干しをして十分に乾燥させることが重要です。

この記事では、畳の天日干しで得られる効果と、家庭で天日干しするときの手順について解説しています。ふだん畳のお手入れをするときのポイントも紹介しているので、この記事を参考にして畳をきれいに長持ちさせましょう。

畳の天日干しの効果とおすすめの時期

畳を長持ちさせるには、定期的な天日干しが有効です。畳の天日干しにはどのような効果が期待できるのか、確認していきましょう。畳の天日干しに適した時期も、あわせて紹介します。

調湿作用が戻る

畳には調湿作用があり、室内の湿度が高いときには自然に湿気を吸い、空間内の湿度が低いときには自発的に湿気を放出しています。しかし、畳に水分が多く含まれている状態が続いた場合、カビやダニが繁殖する恐れがあります。

畳を乾燥させると、湿気が逃げて畳本来の調湿作用が戻るため、畳の内部に溜まった湿気をしっかり逃がすことが天日干しの重要なポイントです。

畳の寿命が延びる

使っている畳にカビやダニが発生してしまうと、状態が悪ければ畳の張り替えをしなければいけません。きちんと天日干しをして湿気が溜まらないようにすれば、カビやダニの繁殖を防ぎ、畳をきれいな状態で長く使えます。

畳をめくったら裏面がカビだらけになっているケースもあり、年に数回は畳上げをして湿気を追い出すのがおすすめです。

畳の天日干しは春と秋がおすすめ

畳を天日干しする時期は、湿気の少ない春と秋が向いています。夏は気温が高く天日干しに適していると思われやすいですが、日差しが強すぎて畳が日焼けしやすく色あせの原因となります。冬は気温が低く、畳を干しても乾きません。

畳を天日干しは、春か秋のよく晴れた日が適しています。湿度が低くカラッと晴れた天気の日が、畳を干すチャンスです。

畳の天日干しの方法

畳の天日干しを始める前に、マイナスドライバ―・軍手・タオル・ハタキを用意しておきましょう。軍手は、手のひらに滑り止めが付いているタイプが作業に適しています。

畳を動かしたとき室内にホコリが舞うので、ホコリを吸い込まないようにマスクをしておくと安心です。

畳の上にあるものを移動させる

畳を持ち上げる前に、まずは畳の上に置いてある家具を部屋から出します。重量のある家具をひとりで運ぶのは危険ですから、数人で協力して作業するのがおすすめです。

畳を外す

畳を外すのに使う「手鈎」(てかぎ)という専用の道具もありますが、自宅にないときはマイナスドライバーを代わりに使ってください。

畳のヘリとヘリの間にマイナスドライバーを差し込んだら、しっかり奥まで入れてからテコの原理でドライバーを倒しながら畳を浮かせます。

このとき、タオルをドライバーに当てながら作業すると、畳を傷つけにくく安心です。ドライバー1本で畳を押し上げられない場合は、ドライバーを2本使うと畳をうまく浮かせられます。

畳が少し浮いて指が入るくらいのすき間があいたら、こんどは手で畳のヘリを持って持ち上げてください。部屋の中央にある畳からスタートすると、作業がスムーズです。

外した畳に印をつけておく

畳を外したときは、畳本体に印をつけておきましょう。印がないと、天日干し後に畳を戻す位置が分からなくなります。

畳はどれも同じように見えても、1枚ごとに定位置があります。正しい位置に戻さないとすき間があいてきれいに収まらなかったり、畳の目がおかしくなってしまったりするので、外したときは忘れずに印をつけてください。

印は数字でもマークでも大丈夫ですが、目立たない場所に小さく書きましょう。

畳を干す

畳を外す作業が完了したら、いよいよ天日干しをします。畳を屋外の風通しがよい場所に運んで、干しましょう。長く使った畳にはホコリなどが付着しているので、ハタキで叩いてしっかり取り除きます。

畳が地面についてしまうと水分を吸収してしまうのと、汚れてしまう可能性があるため、畳の下にブロックなどを敷いて地面に直接当たらないようにします。

さらに、畳は直射日光に当たらないように陰干しするのが基本です。直射日光は畳を日焼けさせ、いちど表面が日焼けした畳はもとに戻すのが難しいので、日の当たらない場所に干してください。

どうしても日が当たってしまう場合は、畳の表側を下にして、裏面に日が当たるようにすると日焼けを防げます。畳の天日干しする時間の目安は、4時間から5時間です。

アパートやマンションで畳を天日干しするスペースが取れないときは、ベランダに畳を立てかけるだけでも十分に天日干しの効果が期待できます。

ただし、風が強い日は畳があおられて倒れたり、窓ガラスに当たって破損したりする可能性があるため避けたほうがよいでしょう。

畳を干す作業がひと段落したら、畳が乗っている室内の床もきれいに掃除します。畳の下の床を掃除できる機会はめったにないので、溜まったホコリやゴミを念入りに取り除きます。

干すスペースがなければ上げるだけでも問題ない

どうしても畳を外に干すスペースを確保できなければ、屋外に干さず畳をその場で少し持ち上げるだけでも大丈夫です。畳の下に空きビンや空き缶などを入れ、畳の下に風が通るようにすれば、溜まった湿気を逃がせます。

エアコンのある部屋なら、除湿機能を使って湿気を取るのもおすすめです。

畳の手入れ方法

畳の寿命を長くするには、日々のお手入れが大切です。年2回くらい天日干しするほかに、日常のメンテナンスにも気をつかいましょう。ふだん畳をお手入れするときのコツを、4つ紹介します。

水拭きは控える

畳は湿気を吸収しやすい性質があり、水拭きには向いていません。畳の汚れを落とすときは乾いた雑巾を使い、どうしても水拭きで掃除したい場合は雑巾をギュッと絞ってから拭くようにしましょう。

畳を雑巾で拭き掃除する際は畳を傷つけないように、畳の目に沿ってゆっくりと丁寧に拭きます。掃除するときは部屋の換気を十分におこなって、風通しをよくしてください。

ほうきや掃除機で畳の目に沿って掃除する

畳の日常的な掃除には、ほうきや掃除機を使いましょう。はうきは掃除機よりも畳の表面を傷めにくく、やわらかい素材のほうきを選べば畳を傷つけずに掃除できます。

ほうきや掃除機は畳の目に沿うようにして動かし、ヘリや畳の目に入り込んだゴミをしっかり取り除きましょう。毎日掃除できない場合は、1日おきや週2回など掃除する日を決めておくと、畳をきれいにキープできます。

畳にカーペットを敷かない

畳の上にカーペットを敷いているケースもありますが、畳にはカーペットを敷かないのが基本です。カーペットで覆われた畳は湿気が溜まり、カビ・ダニが繁殖したり、劣化したりする原因になります。

とくに、裏地がゴム製のカーペットなど通気性の悪い敷物は湿気がこもりやすいため、畳の上に敷かないようにしましょう。

畳についた家具の跡には濡れタオルとアイロンを使う

長期間にわたって畳に重い家具を置いていると、畳がへこんで跡になってしまうことがあります。天日干しをするときに家具を動かしたら、畳に家具のへこみ跡がくっきり残っていたという事例も多いです。

家具の圧力でへこんでしまった畳をもとに戻すには、霧吹きとアイロンを使って対処します。へこんだ部分を霧吹きで湿らせたら、濡らしてよく絞ったタオルをその部分に乗せます。

次に、タオルの上からアイロンを当てて熱を加えましょう。水分を含んだ畳の「い草」に熱を加えることで、い草を膨張させてへこみを解消できます。

アイロンを当てたあとは畳を乾拭きし、しばらく換気して畳を十分に乾かしましょう。軽いへこみ程度ならこの方法で改善できますが、へこみ具合がひどい場合は直せないこともあります。

また、畳の素材によっては熱で表面が溶け出してしまう恐れがあるので、い草以外の素材の場合は注意が必要です。

まとめ

畳は湿気の少ない時期を選んで定期的に天日干しすることで、長くきれいに使えます。天日干しやこまめなお手入れをせずに、畳にカビが生えたり傷んだりしてしまったときは、畳の張り替えを検討しましょう。

ゆたか畳では、お預かりした畳をベテランの職人が一つひとつ自社工房で丁寧に表替えいたします。千葉県と東京23区はご依頼から即日おうかがいし、朝に畳をお引き取りして当日中のスピード納品も可能です。

畳の表替えをするときの家具の移動は、ゆたか畳のスタッフがおこなうためご安心ください。畳についてのご相談を無料で受け付けており、天日干しの方法や日ごろの畳のお手入れで疑問に思ったことがあれば、お電話でお答えします。

畳の張り替えのお見積もりも無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ Contact

私たちは 即日お伺いします!

早朝・深夜に問わずお客様のご都合に合わせることが可能です。
お見積り無料!家具の移動も無料です!配達、手間、引き取り料全て込みの安心価格でご案内致します。