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【DIY】畳の修理を自分でする方法と注意点を解説

2024-04-11


日本の伝統的な敷物・床材である畳は、断熱効果や湿度の調整ができます。柔らかく、吸音性にも優れているので、小さなお子さんがいらっしゃるお家にもぴったりの床材です。また、畳の香りは心を落ち着けてくれる効果もあります。
しかし、畳の部屋を長く使っていると、へこみやささくれができたり、うっかり焦げ跡ができたりすることがあります。小さな傷なら、買い替えを検討する前に自分で直したいと思う方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、畳のへこみや焦げ跡、ささくれを自分で補修する方法を紹介します。

自分で畳を修理する方法

近年、和室のメリットが見直されています。畳の部屋は床の冷えも感じにくく、気分も落ち着くため、新築を建てるときに1部屋だけでも畳の部屋を作りたいと希望する方が増えています。
長所の多い畳ですが、畳は天然素材からできており、長年使っているとだんだん色が茶色くなって、ささくれができたりします。

また、仏間などに利用されることが多いため、線香をうっかり落として焦げ跡を作ってしまうケースもあるでしょう。畳の上に置いていた重い家具によって「へこみ」ができることもあります。
畳を使っていると気になる「へこみ」「焦げ跡」「ささくれ」ですが、小さな傷であれば自宅にある物で補修が可能です。それぞれの症状に合わせた補修の方法と、補修手順、注意点を詳しく紹介しましょう。

へこみを補修したい場合

畳の上に重い家具を置いていると、家具を移動させたときにその場所がへこんだままになります。気になるへこみですが、小さなへこみであれば自分で補修が可能です。

補修方法

へこみを補修するには、アイロンの熱を利用します。畳は天然素材のい草でできているため、い草に水分を与え、熱を加えて膨張させることでへこみを直します。
へこみの補修手順は、以下のとおりです。

1.へこんでいるところに霧吹きで水を数回吹きかける
2.タオルを水で濡らし、固く絞ったものをへこんでいるところに当てる
3.タオルの上からアイロンをかける

アイロンがない場合はドライヤーで代用できます。ドライヤーを使用する際も、霧吹きで水をかけてからドライヤーの風を当てましょう。

注意点

畳は湿気に弱いので、補修作業をしたあとは畳をしっかり乾かします。このとき、しっかり乾かさないとカビが発生する原因になります。また、アイロンはタオルの上から当て、直接畳につけないよう気をつけましょう。
へこみができてから年数が経っていたり、かなりの重さのものが乗っていたりした場合は、この方法でも直らないことがあります。補修できなければ、畳の張り替えをご検討ください。

焦げ跡を補修したい場合

線香やたばこなどで畳を焦がしてしまうと、黒っぽい焦げ跡が目立ちます。焦げ跡が大きな場合は張り替えが必要ですが、小さな焦げ跡であれば自分でも補修が可能です。

補修方法

焦げ跡を補修する方法は2種類あります。表面だけが焦げている場合はサンドペーパーと透明マニキュア、穴ができている場合はキッチン用の漂白剤とロウソクを用意します。それぞれの焦げ跡の補修手順は、以下のとおりです。

・表面だけ焦げてしまった場合の補修方法

1.畳を固く絞ったぞうきんで拭く
2.目の細かいサンドペーパーで焦げ跡をこする
3.削ったところに透明マニキュアを塗る

・穴ができている場合の補修方法

1.キッチン用漂白剤を水で5倍に薄めた液を用意する
2.用意した液を焦げ跡につけて、焦げた部分を漂白する
3.漂白ができたら水拭きをし、そのあと空拭きをする
4.ロウソクに火をつけ、ロウを溶かし、穴があいた部分をロウで埋める

注意点

キッチン用漂白剤を使うときは、誤って皮膚に付着させないよう、必ずゴム手袋をつけて作業してください。万が一目に入ったときは、速やかに流水で15分間洗い流したあと、痛みがなかったとしても必ず眼科を受診しましょう。皮膚についてしまったときもすぐに洗い流します。

また、ロウソクに火をつけてロウを垂らすときは、火傷しないように充分気をつけましょう。穴が大きい場合は、ホームセンターで売っている畳用補修シールを貼って隠すこともできます。使用している畳の色に合わせたものを購入しましょう。

ささくれを補修したい場合

ささくれは、畳の上で物を引きずってしまったり、畳の目に沿わずに掃除機をかけてしまったりするとできてしまいます。畳にささくれを作らないコツは、掃除機やほうきをかけるとき、畳の目に沿って優しく掃除することです。
近年よく使われているロボット掃除機は便利ですが、畳の目に沿って掃除をしてくれるわけではありません。畳の部屋でロボット掃除機を使っていると、畳にささくれができやすくなってしまうので気をつけましょう。

ささくれができてしまうと、足に刺さって危険性があり、小さなお子さんを持つお家ならお子さんがケガをしないか心配です。ささくれができてしまった場合、残念ながら完全に修復はできません。しかし、それ以上にささくれが広がらないように補修することは可能です。

ささくれの補修方法は、米ぬかを使う方法と、木工用ボンドまたは透明マニキュアを使う方法があります。それぞれの補修方法の手順と注意点を紹介します。

補修方法

・米ぬかを使うときの補修方法

1.米ぬかと綿の布を用意する
2.畳に掃除機をかけたあと、空拭きをする
3.米ぬかを綿の布に包み、畳の目に沿ってやさしく拭く

・木工用ボンドまたは透明マニキュアを使うときの補修方法

1.木工用ボンドと綿棒(または筆)を用意する
2.畳に掃除機をかけたあと、空拭きをする
3.木工用ボンドを水で10倍に薄めた液を用意する
4.ささくれの部分を寝かしつけ、薄めた木工用ボンドを綿棒か筆で塗る
5.塗った部分のささくれが起き上がってこないように、指で押さえながら表面をなじませる
6.完全に乾く前に余分な液を布などで取り除く
7.ボンドが完全に乾くのを待ち、作業終了

透明マニキュアは、薄めずそのまま使います。透明マニキュアであれば塗るためのハケがついているので、綿棒や筆の用意はいりません。また、木工用ボンドは乾くと透明になるので、多少はみ出しても問題ありません。

注意点

先述のとおり、掃除機をかけるときは必ず畳の目に沿ってかけましょう。畳の目に沿わずにかけてしまうとささくれが広がってしまいます。乾拭きをするときも同様です。
また、掃除機をかけたあとの乾拭きは必ず行います。なぜなら、掃除機だけでは吸い切れないほこりが残っている可能性があるためです。ほこりが残ったまま木工用ボンドや透明マニキュアを塗ってしまうと、ほこりも一緒に固めてしまいます。

米ぬかがない場合、米ぬかの畳用シートが販売されているので、シートを利用しましょう。木工用ボンドや透明マニキュアは、完全に乾いたか必ず確認してください。乾いていない状態で触ってしまうとささくれが開いてしまうので、十分に気をつけましょう。

まとめ

今回は畳のへこみや焦げ跡、ささくれを自分で補修する方法を紹介しました。小さな傷であれば自分で補修が可能ですが、自分で試してみても直せない場合や、傷が大きい場合は、株式会社ゆたか畳へぜひご相談ください。
ゆたか畳は、お預かりした畳はすべて自社工房で作業します。スピーディーに対応いたしますので、畳の張り替えなら、朝お預かりして当日のうちに納品も可能です。

また、ゆたか畳は「自社施工」「大量仕入れ」「工場直営」「広告費削減」の4つの努力を行い、業界最安値に挑戦しています。お客様のもとへ出向き、状態を確認してからお見積もりをいたしますが、正式にご依頼いただくまで費用は一切かかりません。
畳の張り替え・買い替えをご検討の方は、ぜひゆたか畳へご相談ください。

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