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畳の上にカーペットを敷くときの注意点とポイント

2023-06-19


大きめの賃貸の間取りや戸建ての住居に多い和室は、来客が多い家庭や赤ちゃんがいる家庭の場合、おもてなしや寝室スペースに使えるためとても便利です。しかし、畳の傷つきが気になって家具の配置を躊躇する方もいます。

そのため、畳を綺麗に維持できるようカーペットを敷いている家庭は少なくありません。しかし「畳の上にカーペットを敷いても傷まない?」「どんなカーペットでもいいの?」など気になる点も多いでしょう。

本記事では、畳の上にカーペットを敷く際の注意点やポイントを詳しく解説していますので、畳と上手に付き合うための参考にしてください。

畳の上にカーペットを敷いても大丈夫?

使用状況や環境によっては、カーペットを敷いても問題ありません。マンションの賃貸など部屋を丁寧に使わなければいけない場合は、カーペットを敷いて畳を綺麗に維持することも必要です。

しかし、カーペットを敷くと気になるのがカビやダニの繁殖ですが、お手入れをしっかり行える状況であれば、清潔な空間を保てます。

ダニやカビが繁殖する条件は、高温多湿の環境です。ダニは温度が20度〜30度で湿度が60%以上、カビは温度が20度〜30度で湿度が70%以上で繁殖します。季節では梅雨や夏が繁殖しやすいので、とくに意識した対策が必要です。

畳とカーペットは相性が悪いだけと思われがちですが、しっかりメンテナンスすれば畳にとっていい場合もあります。メンテナンス方法や注意点を押さえて、気持ちのいい空間を作りましょう。

畳の上にカーペットを敷くメリットとデメリット

畳の上にカーペットを敷くには、デメリットが目立ちますが、メリットも多くあります。デメリットを事前に押さえておけば、快適な理想の部屋を作ることも可能です。

メリット

畳の上にカーペットを敷くメリットは、模様替えができる・畳の表面を保護できる・ハウスダストの舞い上がりを抑制できる・畳の日焼けを防止できる・騒音対策ができるなどがあります。

洋風のインテリアが好みでも、和室には合いません。しかし、インテリアに合わせた模様や素材のカーペットを選べば、理想通りのおしゃれな空間に変えられるため、北欧インテリアなど和風とは正反対の家具も設置できます。

カーペットを敷く方法は、フローリングを張り替えるよりもコストが抑えられ、賃貸でも手軽にリフォームできる方法です。

畳の上に家具を置く場合には、気を付けなければならない点があります。ひとつは、直接ピアノやタンスなど重い家具を置くと凹みができる点です。さらに、猫などのペットがいる場合は、傷がついたりささくれになったりする場合もあります。

カーペットを敷いておくと畳への直接な負担が軽減できるため、凹みや傷みを気にせず家具を設置でき、ペットも自由に出入りが可能です。

畳はい草を組み合わせて作られているため隙間があり、ホコリやハウスダストが溜まりやすい構造です。しかし、適切なカーペットを上に敷けば、ハウスダストなどが溜まりにくく、舞い上がりも防いでくれます。

さらに、畳に直接日差しが当たらないため、日焼けによる変色を防いだり、厚みによる下の階への騒音対策になったりもします。このように、畳の上にカーペットを敷くメリットはとても豊富です。

デメリット

畳の上にカーペットを敷くデメリットは、カビやダニの発生です。カーペットを敷きっぱなしにしていると、畳との間に湿気が留まってしまうため、溜まった場所にカビが発生します。臭いも出てきて、場合によっては畳が腐る場合もあるため、気をつけなければいけません。

さらに、敷きっぱなしはホコリが溜まる原因にもなります。ホコリが溜まる場所にはダニが繁殖し、アレルギーなど人の体にも影響を与えます。しかし、カビやダニは、定期的にカーペットを外してお手入れすれば発生を抑えられます。

畳の上にカーペットを敷くときの注意点

畳の上にカーペットを敷くときは、条件の合わないカーペットを選ばないようにします。条件の合わないカーペットとは、通気性が悪く毛足が長いカーペットです。目の細かすぎるタイプは、通気性が悪く湿気が溜まりやすいため、カビの原因になります。

毛足が長いタイプの使用は、根本にホコリが溜まりやすく掃除機でも吸いきれないため、ダニの発生原因のひとつです。この2点に注意してカーペットを選び、こまめな掃除機がけと換気をすれば、カビやダニの発生を防げます。

とくに新しい畳は注意が必要です。新しい畳はまだ水分が残っているため、風を通してしっかり乾燥させます。さらに、畳の表面には日焼けを防ぐ泥染めが塗られています。塗装後の泥埃が残っているため、表面の乾拭きをしっかり行いましょう。

畳の上にカーペットを敷くときのポイント

畳の上にカーペットを敷く際のポイントを紹介します。ポイントを押さえておけば、カビやダニなどを過度に気にせず、カーペットを利用できます。さらに、使い勝手がよくなるポイントもチェックしてください。

滑り止め付きかどうか

まず確認するのが、滑り止め付きかどうかです。滑り止めがないとずれることも多く、つまずきやすくなります。とくに、小さな子どもがいる家庭では必須の条件でしょう。滑り止めでカーペットが固定されていれば、家具の移動もスムーズにできます。

もし、購入したカーペットに滑り止めがついていない場合は、滑り止めシートを別途つけることも可能です。シート以外にも、100均でカーペットを固定する用の鋲が売られていますので、あわせてチェックしてみてください。

防ダニ・抗菌機能はあるか

カーペットは、防ダニ・抗菌機能があるタイプがおすすめです。一般のカーペットよりもカビやダニの発生がしにくく、衛生的に使用できます。さらに、通気性の高い天然素材のカーペットなら、お手入れも楽です。

すでに購入したカーペットに機能がついていない場合は、畳とカーペットの間に防カビシートを敷くのもおすすめです。

そのほか、ダニは約50度以上の高温で死滅するため、スチームアイロンを当てたり布団乾燥機で長時間温めたりして、ダニを退治する方法もあります。どちらの方法も温度調整に気をつけないと、カーペットを傷めてしまう可能性があるため注意が必要です。

どのくらいの範囲に敷くか

畳にカーペットを敷く場合は、カビやダニを防ぐ衛生面に配慮するだけでなく、どの範囲に敷くかなど用途に合わせてサイズを選ぶのも大切です。

和室はコンパクトな間取りが多いため、子ども部屋としてもよく使われます。カーペットは、学習机周りだけなどの部分使いもでき、適度に和室の雰囲気も保てます。

一方、全面にカーペットを敷き詰めると部屋の雰囲気を大きく変えられるため、和風テイスト以外のインテリアも設置可能です。カーペットをインテリアの一部として取り入れ、コーディネートも楽しみましょう。

洗濯洗いは可能か

畳とカーペットを衛生的に保つには、カーペットが洗えるかどうかはとても重要です。洗えるタイプはカーペット汚れを直接落とせます。洗濯機が使用できるなど洗い方が簡単であれば、お手入れが億劫になりません。

さらに、厚みがあると乾きにくいため、薄手を選ぶ点もポイントです。洗濯以外にも、定期的にカーペットの陰干しや畳の掃除機がけなども行いましょう。

まとめ

畳の上にカーペットを敷くのは、模様替えが簡単にできたり畳の保護もできたりするためメリットもあります。しかし、敷きっぱなしはカビやダニの繁殖につながりますので、定期的なお手入れが必須です。

こまめな掃除機がけや換気、洗濯できるタイプを選ぶなど、本記事で紹介した清潔に保つためのポイントを参考にしてください。

畳は、気をつけていても使用していれば傷みが出ます。畳はメンテナンスが可能で、傷んだ場合は畳の芯材を再利用し、畳の表面のござを新しくする表替えができます。

畳を入れ替えるよりコスパを抑えられ、見た目は新品同様に綺麗になります。畳について困ったことがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

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