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猫が襖で爪とぎするときの対策方法は?なぜ襖で爪とぎするの?

2023-06-19


猫が襖で爪とぎする場合、どのような対策を取ればよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか?

爪とぎは、何回注意してもなかなか改善されるものではありません。爪とぎされないようにするためには、なぜ爪とぎするのかの理解や、正しい予防策が必要となります。

この記事では、猫が襖で爪とぎをする理由と、その対処法について解説しています。後半では、簡単な襖の補修方法についても触れているため、猫の爪とぎに悩んでいる方はぜひご覧ください。

猫が襖で爪とぎするときの対策方法

猫が襖で爪とぎする際の対処法について紹介します。猫によって相性があるため、以下の4つの方法のなかから、効果があるものを探してみてください。

爪とぎ防止スプレーを吹きかける

猫を襖に近づかせないために、爪とぎ防止スプレーを吹きかける方法です。猫は視力があまりよくないため、嗅覚から得た情報でまわりに危険がないか判断しています。猫が嫌いな臭いをつけることにより、襖に近づかなくなります。

とくに猫は、柑橘系の酸味や香辛料の刺激臭が苦手です。柑橘や木酢、わさびが含まれた爪とぎ防止スプレーを選ぶとよいでしょう。

スプレーには、猫専用や犬も使用できるものもあります。購入の際は、色がつかない透明液のものを選ぶと襖を汚しません。

保護シートやフィルムを貼る

保護シートやフィルムを襖に貼る方法もあります。猫は気に入った場所で何度も爪とぎする習慣があるため、表面がつるつるしている保護シートやフィルムを貼ることで、爪がひっかかりにくくなり、襖で爪とぎしなくなります。

保護シートやフィルムには、透明なものを使用すれば外観を損ないません。主に粘着タイプと吸着タイプがあり、パワフルな猫には張りつく力が強い粘着タイプ、賃貸住宅にははがす際に襖を痛めない吸着タイプがおすすめです。

キャットタワーを設置する

猫が襖での爪とぎに慣れてしまったら、キャットタワーの設置を検討してみましょう。キャットタワーのポールは、多くの猫が爪とぎに好む麻布が主流となっています。

しかし、好みの場所やものでないと使用しないため、気をつけましょう。興味を示さない場合は、新しいものに買い換えや、既存のポールの上からマジックテープタイプの麻布爪とぎを取りつけると改善するケースもあります。

タワーには、誘い玉や隠れ家がついたものもあり、突っ張り棒つきのロングタイプもあります。高い場所や、狭い場所が好きな猫の運動兼憩いの場としても最適です。

ネイルキャップを装着する

どのような対策を取っても猫が爪とぎをやめない場合は、ネイルキャップの装着を検討してみましょう。ネイルキャップとは、爪に装着するソフト素材のカバーのことで、人間でいうところのつけ爪のようなものです。

ネイルキャップをつければ、猫が爪とぎをしてもキャップで爪をふさいでいるため、襖を傷つけません。装着している間に、爪とぎのしつけを完了させましょう。

ただし、ネイルキャップの装着を嫌がってすぐに外してしまう猫や、1〜2か月に1回つけ替える必要があるなど、手間や負担があるため注意が必要です。猫が強いストレスを感じるケースもあるため、その際はネイルキャップの装着を諦めて、ほかの対処法を取りましょう。

猫が襖で爪とぎするのはどうしてか

襖で爪とぎする猫は多く、しつけてもすぐにはやめてくれません。では、なぜ爪とぎをしてしまうのでしょうか。それは、以下の4つの理由からきています。

爪のお手入れをするため

古い爪をはがし、新しい爪を出すために爪とぎしています。爪は外皮が何層も重なってできており、新しい爪を出すには、上にある古い爪をはがさなければなりません。ときどき部屋に落ちている爪が古い爪です。

猫には狩猟本能があり、武器である爪で獲物を狩れる状態を常にキープしておきたいのです。そのため、爪とぎをして爪をとがらせています。爪とぎで古い爪をはがすためには、襖のような引っかかりがある素材が猫にとって理想なのです。

ストレスを解消するため

猫はストレスがたまっているときや、嫌な思いをしているときに爪をとぐことで、ストレスを発散しています。

襖以外の爪とぎ場所やリラックスグッズを用意して、ストレスを解消させてあげましょう。寝起きにストレッチをかねて爪とぎすることもあり、猫の寝床の近くはとくに被害を受けます。

マーキングするため

自分の縄張りだと主張するために、爪とぎしている場合もあります。いわゆるマーキングの一種です。

猫の前足の肉球には、臭腺と呼ばれる、強い臭いを発する分泌物を出す場所があります。引っかくことにより匂いづけをして、自分のテリトリーを主張しているのです。

飼い主に構ってもらいたいため

猫は、飼い主に構ってもらえないときに爪とぎをすることがあります。目の前で爪とぎをすることで、遊んでほしいとアピールをしているのです。

近くで爪とぎをした場合は、なるべく構ってあげるようにすると爪とぎの回数を減らせます。ただし、襖で爪とぎしたら構ってもらえると勘違いしてしまうケースもあるので、注意が必要です。

猫の爪とぎで破れた襖を補修する方法

すでに猫の爪とぎで破れてしまった襖でも、以下の方法により修復が可能です。

自分で補修する

破れている範囲が狭い場合は、自分の手で修繕することも可能です。必要な道具として、ハサミ、ピンセット、のり、厚紙を用意します。のりはできれば襖専用のりを使用し、厚紙がない場合はハガキを代用しましょう。

襖には種類があり、本襖や板襖などがあります。本襖は何枚もの和紙が重なってできており、板襖はふすま紙と下貼り紙でできています。

どちらも修繕する際は、穴に厚紙を裏当てしてふさぐ方法をとります。修繕の手順としては、以下のとおりです。

1. 襖紙がどの層まで破かれているのか確認します。本襖なら複数枚破かれていた場合、ひとつひとつの層に厚紙で裏当てしてふさいでいく必要があります。

2. 破れた穴を覆う大きさに厚紙をハサミで切り、穴をとおるように丸めて入れます。うまくいかない場合は、ピンセットで位置を調整しましょう。

3. 厚紙全体にのりを塗り、上の破かれた紙を1枚1枚ピンセットでつかみながら、丁寧にかぶせていきます。すべてかぶさったら、ピンセットの裏側で軽く押し、かぶせた部分をなじませます。

4. 一番下の紙からふすま紙まで、順番にふさぎます。完全にふさいだら、のりが乾くまで待って完成です。

あくまでも簡易的な対処法のため、破れた部分は遠目からはわかりませんが、近くからだと目立つため注意しましょう。襖の修繕方法としては、市販の襖用シールを貼る方法もあります。

業者に依頼する

もし破かれた範囲が広範囲にわたる場合は、専門の業者へ依頼してみましょう。自分で張替えした場合、近くからだと修繕部分がわかってしまいます。

業者に頼めば、自分で修繕する手間や時間が節約できます。新しい襖に生まれ変わることで気分も一新されるでしょう。ふたたび襖が破かれないように、爪とぎ対策やしつけが完了した後に依頼することをおすすめします。

まとめ

猫の爪とぎ防止として手軽にできるのが、爪とぎ防止グッズによる予防です。爪とぎ防止スプレーや保護シート・フィルム、キャットタワー、ネイルキャップなどがあります。

猫は爪のお手入れやマーキングのほかに、飼い主に構ってほしい、ストレスがたまるなどの理由でも爪とぎをします。遊んであげる時間を増やし、リラックスできる環境を整えることでも爪とぎする回数が減ります。

爪とぎによって破れた襖は、自分でも補修できますが、完全には直りません。きれいに修繕するためには、専門の業者に頼むことをおすすめします。

ゆたか畳は、千葉市を中心に千葉県や東京23区で襖の張替えをしています。襖の運び出す際の家具の移動から往復の運搬費まですべて無料のため、ぜひ相談してみましょう。

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