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障子の張り替えは一人でできる!2つの張り替え方法と手順

2023-02-14


日本家屋に住んでいる方や、家に和室がある場合、障子を張り替える機会は多いでしょう。とくに子どもが幼いときは、好奇心で障子に穴を開けてしまうこともあるはずです。

また、湿気や紫外線など外的要因でも劣化してしまうため、定期的な張り替えが必要になります。いざ障子を張り替えるとなったら、何が必要なのでしょうか?

この記事では、障子を張り替える方法を紹介します。記事の後半ではひとりで張り替えを行う手順や、注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。

障子の張り替え方法は2つ

張り替えの種類 メリット デメリット
全面張り替え ・色むらが生まれない
・一気に張り替えたいときに最適
・張り替えに手間がかかり、難しい
・サイズの大きな障子紙が必要
一部張り替え ・障子紙を節約できる ・色むらが生まれやすい
・張り替えの必要な面が多い場合には向かない

ここでは、障子の張り替え方法について解説します。全体を張り替える方法と、一部分のみを張り替える方法の2種類を解説します。

全体を張り替える方法

障子の劣化が進んでいる場合や、穴が複数空いている場合は、全体を張り替える方法がおすすめです。全体を張り替えることで色むらを防げます。

ただし、大きな障子紙を用意しなければならない、張り替えが難しいといったデメリットもあります。また、せっかく張り替えたばかりで破れてしまうと、精神的なダメージを負うことになるので、落ち着いた環境での張り替えがおすすめです。

一部分のみを張り替える方法

障子は一部分のみを張り替える方法もあります。穴が空いているのが一部だけの場合は、その部分だけ張り替えれば解決します。

ただし経年劣化による張り替えや、穴が多数空いている場合は、全体張り替えがおすすめです。また、張り替える障子の紙色に注意しないと、色むらが発生しやすいので気をつけましょう。

障子の張り替えを減らすのに効果的な掃除方法は、こちらの記事を参考にしてください。

障子の張り替えを一人で行う手順

障子はひとりでも張り替えられます。専門的な知識は必要なく、市販の道具で作業できます。ここでは、自分で障子の張り替えを行う際の手順を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

・必要なものを準備する
・古い障子紙を剥がす
・新しい障子紙を貼る
・仕上げる

必要なものを準備する

準備するもの一覧
障子紙 障子紙用の剥がし剤 障子用のり
障子用のりを塗るためのハケ カッター 障子紙用カット定規
霧吹き スポンジ マスキングテープまたは、セロハンテープ

ひとりで障子の張り替え作業を行う場合は、準備忘れがあっても作業を途中でストップするのが難しくなります。そのため、最初に必要な道具をしっかり揃えておきましょう。これらの道具は、100円ショップやホームセンターで揃います。

障子紙に関しては和紙が一般的ですが、強度に優れるプラスチック製のものもあるため、好きなほうを選びましょう。障子紙によっては、両面テープが必要な場合もあります。

プラスチック製の障子紙を選んだ場合、熱を加えて張り付けるタイプもあるので、ドライヤーやアイロンを用意しておきましょう。

カッターは障子紙を切り取る専用のものがあれば、そちらを使うのがおすすめです。テープは仮止めに使うため、粘着力が弱いマスキングテープなどのほうが作業がしやすくなります。

古い障子紙を剥がす

必要な道具を揃えたら、古い障子紙を剥がしましょう。障子を枠ごと取り外し、テーブルや床など、固く安定した場所に裏面を上にして置きます。

和紙製の障子紙を剥がす場合、ホコリと汚れをはたいてから、霧吹き・スポンジを使って障子紙用の剥がし剤を障子に付着させます。

闇雲に吹きかけるのではなく、障子の裏から骨組みに沿って濡らすのがコツです。剥がし剤がない場合は、水をつけたハケで骨組みをなぞる方法で代用できます。

5分ほどで剥がし剤が浸透し、古い障子紙を剥がせるようになるので、ゆっくりと紙を剥がしていきましょう。紙を剥がしたら布で骨組みを拭き、日陰で干して水分を飛ばしましょう。

プラスチックの障子紙の場合、骨組みに沿ってアイロンやドライヤーの熱を当てることで、接着を弱めて剥がしやすくなります。冷えたところからのりが固まってしまうため、熱で溶けた部分から剥がしていきましょう。その後接着剤・汚れを拭き取り、剥がし作業は終了です。

新しい障子紙を貼る

まず障子紙の位置合わせを行うために、障子紙を引き伸ばしておきましょう。新しい障子紙に巻きグセがあると貼り付けづらいので、あらかじめ逆巻きをしたり、広げておいたりしておきましょう。

骨組みの上の一辺に新しい障子紙の端を合わせて、マスキングテープまたは、セロハンテープで仮止めをします。このとき、障子紙と骨組みが並行になるよう、仮止めするのがポイントです。

仮止めが終わったらのり付けをします。塗り残しがあると剥がれやすくなり、綺麗に貼れないなどトラブルのもとになるため、まんべんなく骨組みに塗るようにしましょう。

全体にのりが塗れたら、骨組みに沿って新しい障子紙を貼ります。障子紙があまった場合は、適当なところでカットしておきましょう。なお、のりではなく両面テープで貼り付けを行う場合も同様の手順で行います。

プラスチック製の障子紙を新しく貼る場合も、まずは位置合わせから行います。新しい障子紙の端と骨組みの上辺の端を合わせ、アイロンまたはドライヤーの熱を当てて、仮止めをしましょう。

障子の中央から外側へ向けて、アイロンまたはドライヤーをかけるのがポイントです。とくに外側は念入りに接着しておきましょう。

仕上げる

のり、両面テープ、熱のいずれの場合も、障子紙を貼り付けたらあまった部分が生まれるでしょう。接着剤が乾いたら定規・カッターを使って余分な紙をカットすると、綺麗に仕上がります。

障子の張り替えを一人で行う際の注意点

ここでは、障子の張り替えをひとりで行う際の注意点を3つ解説します。張り替えに失敗しないためのポイントがあるので、ぜひ参考にしてください。

・丁寧に剥がす
・室内の温度や湿度に気を付ける
・難しい場合は業者に依頼する

丁寧に剥がす

ひとつ目のポイントは、丁寧に剥がすことです。障子の骨組みに古い障子紙や接着剤が残ってしまうと、新しい障子紙を貼ったときに凹凸が生まれてしまいます。古紙が残らないよう、丁寧に剥がしましょう。もしも綺麗に剥がせない、拭き取れない場合は、サンドペーパーで削り取るのがおすすめです。

室内の温度や湿度に気を付ける

障子紙は温度・湿度によって伸び縮みします。室温を一定の温度に保つことで、たるみ予防になります。室温は20℃以上がおすすめです。

また、障子紙には湿気を吸収して膨張する性質があるので、雨の日や加湿器を利用して多湿の状況で作業しましょう。乾くうちに障子紙が縮まってシワが伸びるので、綺麗に貼りやすくなります。

難しい場合は業者に依頼する

納得いくクオリティの障子を完成させるには、時間と経験が必要です。ひとりで作業できる自信がなければ、業者に依頼しましょう。お金はかかりますが、クオリティは上がります。下記に障子の張り替えを依頼する場合の相場を記載するので、参考にしてください。

普通紙 1枚あたり2,000~3,000円
プラスチック紙 1枚あたり5,000~8,000円

普通紙よりもプラスチック紙のほうが耐久性に優れていますが、コストは高めです。2枚程度であれば大きな差になりませんが、何枚もプラスチック紙で依頼する場合、相当な金額が必要になるので、注意しましょう。

まとめ

障子の張り替えは、全面張り替えと一部張り替えという2つの方法があります。全面張り替えは色むらを予防でき、一気に張り替えられるというメリットがあります。張り替えが必要な部分が多いときに最適ですが、難易度は高いです。

いっぽう、一部だけ張り替える方法は難易度が低く、手間はそれほどかかりませんが、色むらが発生しやすいというデメリットがあります。

障子をひとりで張り替える際は、以下の4ステップで行います。とくに、古い障子紙を剥がす際は丁寧な作業が必要で、これを怠ると新しい障子紙へ張り替えたときに凸凹が出て綺麗に仕上がらないため、意識して行いましょう。

作業中は20度程度の室温を保ちます。新しい障子紙のシワ予防が見込める、湿度のある梅雨の時期がおすすめです。

・必要なものを準備する
・古い障子紙を剥がす
・新しい障子紙を貼る
・仕上げる

もしひとりで作業することが難しい場合は、業者に張り替えを依頼するのもひとつの選択肢です。お金はかかりますが、クオリティの高い仕上がりになるので、検討してみましょう。

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