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畳がシロアリでボロボロになる前に。チェック・予防方法を知っておこう!

2023-01-25


繁殖力の高いシロアリは、放置すると大きな被害につながる恐ろしい存在です。シロアリは木材だけでなく、畳も好みます。

食い荒らされた畳は内部にシロアリがいる可能性もあり、新しい畳と交換する必要も出てきます。さらに、畳だけでなく床材や家の土台まで被害に遭っているケースも考えられます。

そこで今回は、シロアリ被害のチェック方法や、被害に遭わないための予防方法を解説します。

畳のシロアリ被害とは?

シロアリが食べるものとして、木材をイメージする方も多いでしょう。実は、シロアリは木材だけでなく畳やダンボール、さらにはコンクリートなども食料としています。畳に使われているイ草やワラは湿気を含みやすく、シロアリが好む環境をつくりやすいといえます。

シロアリは人間の目の届かないところで活動や移動をするため、表面に異変がなくても、裏側や内部では被害が進行しているかもしれません。「畳がふかふかして沈むような感じがする」「畳が歪んでいる」といった場合は、畳にシロアリ被害が広がっている可能性があります。

いつも布団やカーペットを敷いていたり、家具やダンボールを長年置いたままにしていたりすると、シロアリ被害に気付きにくいため注意が必要です。敷きっぱなしのカーペットや置いたままの荷物を動かすと、畳がシロアリ被害に遭っていることもあります。

また、畳自体がシロアリ被害に遭っているということは、畳の下にある床材や家の土台、柱などが食い荒らされていることも考えられます。

シロアリは畳のどこに発生するのか

シロアリはジメジメとした湿気の多い場所や日当たりの悪い場所、暖かい場所を好む傾向があります。そのため畳の表面ではなく、主に内部や裏面で活動します。

畳には湿気を含みやすいイ草やワラが使われており、適度な湿気がある畳の内部はシロアリにとって好都合な環境といえるのです。

シロアリは繁殖力が高く、一度住み着くと大きな被害につながることもあります。ただし畳の裏側などの目の届かないところで活動するため、シロアリ被害に遭っていることに気付かないこともあるでしょう。

畳が食べられている場合、畳の中にシロアリが発生している可能性があります。内部がスカスカの状態では表替えができないため、新しい畳に取り替えます。「畳の芯材にシロアリが残っているのでは」と不安な場合は、芯から新調すると安心です。

家の畳は大丈夫?シロアリ被害のチェック方法

シロアリ被害は見えない部分で進行しています。畳の周りや家の周辺をチェックして、被害を見逃さないようにしましょう。

畳の周辺で以下のような項目が当てはまる場合は、シロアリ被害に遭っている可能性があります。

・歩くと畳がふかふかする
・歩くときしむような音がする
・畳が歪んでいる
・畳の角が粉っぽい
・畳を持ち上げるとイ草がパラパラと落ちてくる
・部屋の換気をしていない

家の周りもチェックすることで、家自体のシロアリ被害をチェックできます。以下の項目で当てはまるものはないか確認してみましょう。

・家の基礎の部分に蟻道がある
・近くに森林や川、池がある
・床下がない構造の家である

蟻道とは、シロアリが移動する際に通るトンネルのような通路のことです。基礎の部分に蟻道があると、家にシロアリが侵入している可能性があります。

シロアリ駆除の費用と期間

駆除を業者に依頼する場合、どれくらい費用や期間がかかるのか気になりますよね。シロアリ駆除の費用と期間の目安を見ていきます。

費用

シロアリ駆除の費用は1坪や1平方メートルあたりの価格で表記されていることが多く、基本的に駆除の範囲が広くなるほど費用がかかります。目安としては、1平方メートルあたり約3,000円が相場です。1坪は約3.3平方メートルのため、1坪あたりの相場はおおよそ10,000円となります。

シロアリ駆除を行う業者は、大手企業や地域密着型企業、ホームセンター、個人経営などさまざまです。業者によって持っている技術や使う道具が異なるため、施工内容やかかる費用に違いが出ることもあります。相見積もりをとって、比較検討しましょう。

期間

シロアリ駆除の基本的な方法にはバリア工法とベイト工法があり、それぞれで施工時間が異なります。

バリア工法は被害を受けた場所に消毒剤や殺虫剤をまく方法で、即効性や予防効果が期待できます。バリア工法の施工時間は、15坪で3~5時間が目安です。シロアリ被害が広範囲に及んでいる場合は、さらに作業時間が長くなります。

ベイト工法は土壌に毒餌を設置してシロアリの巣に持ち帰らせ、巣ごと駆除する方法です。施工時間は2~3時間が目安であり、効果が出るまでにある程度の期間を要します。

また、シロアリ駆除の保証期間は5年間と決められていることが多く、業者に依頼した場合は5年ほど効果が持続すると考えられます。

畳をシロアリから守るには?予防方法5つ

日頃のお手入れやメンテナンスで、畳をシロアリ被害から守りましょう。予防方法を5つご紹介します。

畳干し

風通しのよい屋外で、畳床を日光に向けて干します。畳を外す際は、縁にマイナスドライバーを差し込むと持ち上げられます。

畳干しは、からりと晴れた日に行うのがポイントです。春と秋の年2回ほど行うとよいでしょう。

畳を干すには広いスペースが必要です。スペースがない場合は、丈夫な缶やビンなどを使って畳を上げた状態にして、室内に置いたまま風通しをよくする方法もあります。畳の内部にため込んだ水分を放出し、乾燥させましょう。

定期的な掃除

日常的な掃除で清潔にしておくことも大切です。掃除機やほうき、モップを使う際は、畳の目に沿って行いましょう。畳が傷つくことや、隙間に汚れやゴミがたまるのを防ぎます。

掃除機やほうきで大きなゴミや髪の毛を取り除き、その後乾拭きすると細かいホコリや汚れも取れてきれいになります。基本的には乾拭きですが、汚れが気になる場合はしっかり絞った雑巾で水拭きし、最後に乾拭きしましょう。

劣化した畳は処分する

畳の上にカーペットを敷きっぱなしにしたことでカビが発生したり、畳に汗や汚れがしみついていたりすることもあります。劣化した畳を使い続けることは不衛生なうえ、シロアリ被害に遭う可能性もあります。劣化した畳は早めに処分し、新しい畳との交換がおすすめです。

換気

畳のある部屋に湿気がこもると、畳自体にも湿気がたまりやすくなります。天気のよい日は窓を開けてしっかりと換気しましょう。

共働きで昼間に窓を開けられない、タンスなどが多くて風通しが悪い、日当たりが悪くて湿気がたまりやすいといった場合は、除湿器を活用するのもひとつの方法です。

防虫シートを敷く

害虫を寄せつけない効果や、害虫を駆除する効果が期待できる畳用の防虫シートを活用する方法です。防虫シートはホームセンターなどでも販売されています。

畳と床板の間に防虫シートを敷く方法や、畳表と畳床の間に防虫シートを挟みこむ方法があります。

まとめ

シロアリが食料とするのは木材だけではありません。日本人に馴染みのある畳も、シロアリ被害に遭うことがあります。

畳に歪みがある、畳の上を歩くと沈むような感じやきしむような音がするといった場合は、シロアリ被害に遭っている可能性があるため注意が必要です。

定期的に掃除をして、晴れた日は畳の部屋も換気をしましょう。年に2回程度畳干しをして、畳にたまった湿気を取り除くのもおすすめです。

劣化した畳は放置せず、早めに新しいものと交換します。シロアリ対策として防虫シートを活用する方法もあります。適切なメンテナンスやお手入れをして、畳がシロアリでボロボロになるのを防ぎましょう。

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