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障子にカビが生える原因と対処・予防方法を紹介

2022-12-12


家の中で発生することも多いカビですが、和室によくある障子にも、カビが生えることがあります。カビを放置すると掃除が大変になりやすく、嫌なにおいが発生することも。人体に悪影響を与えるおそれもあるため、見つけた場合は早めの対処が必要です。

カビは自分で対処することも可能です。今回は、なぜ障子にカビが生えるのかを解説したうえで、カビが生えたときの対処法をご紹介します。最後に、そもそもカビを発生させないための予防法についても見ていきましょう。

障子にカビが生える原因

カビは湿度や温度が高い状態の場所で発生しやすい性質を持っています。障子紙や桟は湿気を吸うので湿度が高くなりやすく、障子自体にカビが生えることがあるのです。

部屋を閉めっぱなしにしていて換気が不十分であれば、湿気がこもり、より一層カビが生えやすくなります。また、鍋や焼肉などをすると部屋に湿気がこもりやすくなるため、意識して換気する必要があります。

冬場は窓の結露に悩まされることも多いですよね。窓枠に障子を設置している場合、障子紙や桟が結露の水分を吸収してカビの原因となります。

さらに、カビはほこりを栄養分として増殖します。障子紙の表面や桟などにほこりが付着していると、カビの要因を作ってしまうため注意しましょう。

障子にカビが生えた場合の対処法

カビを放置すると見た目がよくないうえ、健康被害が懸念されます。カビが広がらないうちに、見つけたら早めの対処がおすすめです。

作業時はマスクやゴム手袋、掃除用ゴーグルを装着して、カビの胞子から身を守りましょう。また、作業中は換気をしながら行います。

以下に、対処法を5つご紹介します。

消毒用エタノールを使う

手指の消毒などにも使われるエタノールは、強い除菌作用があります。カビに対しては、カビの細胞膜を破壊することで発生を抑える効果が期待できます。エタノールは揮発性が高いため、素材を傷めにくいのが特徴です。

まず清潔な布に消毒用エタノールを含ませ、カビが発生している箇所をやさしく拭き取ります。仕上げに消毒用エタノールをスプレーしましょう。

カビに直接スプレーするとカビの胞子が飛び散るおそれがあるため、まずは布を使って拭き取ることがポイントです。また、一度使った面はカビで汚れるため、こまめに拭く面を変えましょう。

消毒用エタノールは障子を含めてさまざまな場所に使いやすいアイテムですが、カビの色素を脱色する効果はありません。

カビ取り剤を使う

スプレータイプや液体タイプなど、木材用のカビ取り剤も販売されています。木材用のカビ取り剤を使うことで、障子の桟のカビ取りも可能です。

木材が黒く変色している場合は、次亜塩素酸水を使用したカビ取り剤を選ぶことで、黒ずみの除去に効果が期待できます。キッチンペーパーを使ってカビ取り剤をしっかりと染み込ませましょう。

シミにならないか心配な場合は、目立たないところでテスト使用すると安心です。

漂白剤を使う

コップなどの容器に漂白剤を入れて、歯ブラシや掃除用綿棒に少量ほど含ませます。障子紙を破らないように気を付けながら、歯ブラシや掃除用綿棒の先を障子紙にやさしく当てましょう。乾いたら、雑巾などで軽く拭き取ります。

含ませる漂白剤の量が多いと、もともと劣化している障子紙は破れやすくなる点に注意が必要です。また、強い力で摩擦を加えると、破れの原因になります。

漂白剤を桟に使用すると、木材そのものを傷める可能性があります。洗い流せないので不要な成分が木材に残りやすく、変色や腐食のおそれもあるため注意しましょう。

業者に依頼する

自分で対処する場合、使う薬剤や使用方法を誤るとシミや腐食の原因となります。また、広範囲にカビが広がっていると、大変な作業になりかねません。

小さい子どもやペットがいると、薬剤の使用に抵抗を感じる場合もあるでしょう。自分での作業に不安があるなら、専門の業者に相談してみるのもひとつです。障子をなるべく傷めずに、業務用の薬剤を使ってカビを根本から取り除いてもらえます。

障子紙を張り替える

消毒用エタノールや漂白剤を使ってもカビが除去できない場合や、広範囲にカビが広がっている場合は、障子紙の張り替えも検討しましょう。ここで、自分で張り替える場合の手順を解説します。

まず、スポンジやハケなどを使って障子の桟に水をつけて時間を置き、古い障子紙をはがします。障子紙はがしの専用液を活用すると、はがしやすいです。

古い障子紙をはがしたら、桟に残った紙もきれいに取り除きましょう。その後、十分に乾燥させます。

次は、障子を平らなところに置いて新しい障子紙を張っていきます。張る位置を決めたら上部をテープで仮留めしておき、巻き癖はとっておきます。

桟に両面テープやのりをつけ、障子紙をピンと伸ばしながら張っていきましょう。中心から外側に向かって押さえていき、最後に枠からはみ出ている余分な紙をカットして完了です。

このように、障子の張り替えは自分で行うと大変な作業です。慣れていない人が行うと思ったより時間がかかり、疲労感も大きいでしょう。

ゆたか畳では、障子の張り替えに1枚1,760円(税込)~のリーズナブルな料金で対応しております。(お選びいただく障子紙によってお値段が変わります)

古くなった障子、カビの生えた障子を張り替えると、お部屋全体の清潔感がぐっと上がり、明るい雰囲気となります。「自分での張り替えは大変」「汚れが落ちない」などのお悩みを一木に解決できますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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障子にカビを生えさせないための予防法

障子紙も桟も、水分を吸収しやすい性質があります。日頃から対策をして、カビを予防しましょう。予防法を3つご紹介します。

こまめな換気

カビが好む湿気が室内にこもらないようにするため、定期的に換気をして空気を入れ替えましょう。気密性が高い住宅も多いため、閉めきったままでは湿気がこもってしまいます。

窓を2か所開けると、空気の通り道を作りやすくなります。開ける2か所の窓が離れており、かつ対角線上にあると、より効果的です。

開ける窓が1か所のみの場合は、扇風機を活用します。窓の方に向けて扇風機を置き、室内の空気を外へと流します。

結露の防止

湿気が多く、温度差がある場所で発生しやすい結露ですが、結露もカビ発生の原因となります。窓は外気と室内の空気に接しており、結露が発生しやすい場所のひとつです。特に外気温と室温の差が大きい冬は、窓ガラスに結露が発生しやすくなります。

断熱効果のある結露防止シートを窓に貼ることで、結露を防ぐ効果が期待できます。また、結露が発生したら放置しないこともポイントです。雑巾や新聞紙、結露を取るワイパーなどを使って、こまめに取り除きましょう。

除湿器の設置

除湿器は、室内の空気中に含まれる余分な水分を取り除いて湿度をコントロールしてくれる便利なアイテムです。窓を開けにくい梅雨の時期や、洗濯物の室内干しをする場合などに活用しましょう。

ただし、除湿器の内部にカビが発生していては本末転倒です。除湿器の内部を乾燥させないまま収納していた場合などは、内部にカビが繁殖しているかもしれません。除湿器のメンテナンスも大切です。

除湿器がない場合は、エアコンの除湿機能を使うなどして湿度をコントロールしましょう。

まとめ

カビは湿気を好むため、水分を吸いやすい障子にカビが発生するケースがあります。カビを見つけた場合は放置せず、なるべく早く対処しましょう。軽度のカビであれば、簡単に取り除くことも可能です。

消毒用エタノールやカビ取り剤、漂白剤などを使ってカビ取りができます。カビが広範囲に広がっている場合などは、業者への依頼や障子紙の張り替えをすることできれいになります。自分での作業が不安な場合は、プロにおまかせすると安心です。

カビが発生してしまうと、見た目が悪いだけでなく健康被害も懸念されます。日頃からこまめに換気を行い、除湿器やエアコンの除湿機能を活用するなどして余分な湿気を逃がし、予防に努めることをおすすめします。

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