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畳縁の選び方を紹介!選び方を間違えるとどうなる?

2022-11-21


畳を新調するタイミングで、畳縁(たたみべり)にもさまざまな種類があることに気が付く人は多いでしょう。

畳縁には非常に多くの種類があるため「どれを選んだらよいのかわからない」と、困ってしまうかもしれません。

価格で選ぶのもよいですが、畳縁の選び方にこだわると、より理想に近いお部屋に仕上げることができます。

そこで今回は、畳縁の選び方について、素材や色、インテリアとの調和などの観点から詳しく解説します。

畳縁の選び方を間違えるとどうなる?

畳縁(たたみべり)とは、長方形の畳の長辺に付いている布のことをいいます。

額のように畳を彩る畳縁ですが、ただ装飾を目的として付けられているわけではありません。畳を敷いた状態では見えないものの、実は畳の端をぐるりと包み込むように付いており、角部分を保護する役割があります。

この畳縁にはさまざまな種類があり、選び方を間違えると「悪目立ちしてしまう」「イメージと違った部屋になってしまう」などの問題が起こることもあるのです。

畳縁が室内で占める面積はさほど大きくありませんが、インテリアのなかでの重要度は高いといえます。そのため、畳縁の種類や素材、色などを把握して、理想的な畳縁を選ぶようにしましょう。

選び方1.畳縁の種類・素材

まずは畳縁の種類を、素材の面から見ていきましょう。

あまり気にしたことはないかもしれませんが、畳縁は素材によっても印象が変わります。

素材の特徴を詳しく知れば、理想のお部屋をつくりやすくなるでしょう。

麻・綿

麻糸、綿糸を使用した畳縁は、昔から伝統的に使用されてきました。

綿糸は糊付け、毛羽取り、蝋引き、ブラッシングといった加工を経て、畳縁に使用する強度を付けていきます。

麻や綿は自然素材であることから、やさしい風合いと触り心地が魅力です。価格は化学繊維よりも高くなりますが、独特な質感に魅了される人も多いでしょう。

藍染めした麻糸を使用した縁は「高宮縁(たかみやべり)」とも呼ばれる高級品で、茶道の表千家御用達としても知られています。天然素材のため日焼けにより変色が起こりますが、ヴィンテージデニムのように時とともに変わる色や風合いを楽しむことができます。

化学繊維

ポリエステルやポリプロピレンなどの化学繊維を使用した畳縁は、現在の主流となっています。化学繊維は丈夫で安価、色柄がバリエーションに富んでいるなど、メリットが多くあります。

デザインの自由度が高く、モダンな柄やアニメキャラクターをイメージした畳縁なども登場しているので、畳縁を選ぶことから楽しめるでしょう。

「色柄にこだわりたい」「部屋のイメージに合わせた色の縁にしたい」などの要望に応えてくれるのが、化学繊維の畳縁です。

また耐久性においても、化学繊維の畳縁は優秀です。畳は長く使用するものですから、出入りの多い客間、子ども部屋などは、タフな素材である化学繊維の畳縁を選ぶと安心できます。

縁なし

縁なしの畳も近年トレンドとしてよく目にするようになりました。

半畳サイズ・縁なしの畳は「琉球畳」と認知されている方が多いかもしれませんが、実は半畳サイズで縁がない畳だからといって琉球畳とは限りません。一般的な畳がいぐさを材料とするのに対し、琉球畳は畳表に「七島藺(しちとうい)」という植物を使って作ります。

また、普通の畳では加工の工程に「泥染め」がありますが、琉球畳では行わないため、自然な色合いが特徴です。

縁なしの畳は畳店によって違いがありますが、畳表をキレイに包み、角から擦れないように作るには技術力が必要となります。そのため価格が高くなり、半畳サイズで普通の畳一畳ぶん程度となります。

選び方2.畳縁の色

平安の時代、畳縁は色柄によって身分を表す役割がありました。しかし現代では、さまざまな色柄、デザインの畳を自由に選ぶことができます。

そのため、基本的には自由に選んでよいのですが、色の特徴や印象を知っておくと、より納得感のあるお部屋づくりとなるでしょう。

ここでは、畳縁の色にはどんなものがあるのか、それぞれどのような印象につながるのかお話しします。

緑色系

畳の縁といって真っ先にイメージされるのが緑色ではないでしょうか。

緑色は自然の木々の色であり、畳縁としてはオーソドックスな色として今も昔も人気です。緑色は、色の特徴として「安らぎ」「穏やか」「癒し」「安全」などがあります。リラックスできる空間づくりには、緑色の畳縁がおすすめです。

畳表ともよく馴染むので、見た目として落ち着いた印象となります。

青色系

青色もまた、畳縁に昔からよく使用されています。清潔感があり、お部屋全体が涼し気な印象となります。

とくに藍色に近い青はシャープな印象となり、仕事部屋など集中できる空間を作りたいときにおすすめです。

赤色系

「活力」「熱」のイメージを持つ赤色は、畳縁に使用すると意外なほどよく馴染みます。

鮮やかな赤色であれば「縁起の良い」「元気」などの印象となり、落ち着いた深みのある赤色は高貴な印象となります。

ピンク系

「優しさ」「かわいらしさ」などをイメージさせるピンク色。

やわらかなピンク色であれば、お部屋全体を明るく、居心地のよい空間としてくれるでしょう。

畳縁の柄としては亀甲柄や網代(あじろ)柄が普及していますが、花をモチーフとした柄やアーガイル柄に寄せた格子模様など、可憐な印象の柄がよくマッチします。

オレンジ・黄色系

オレンジ色・黄色はともに明るく、元気な印象を与える色です。「エネルギー」「活発」といった印象から、子ども部屋にもおすすめできます。

暖色系であることから「ぬくもり」「優しさ」といったイメージにもつながります。ゴールドに近いオレンジ・黄色であれば豪華絢爛な印象とすることも可能です。

選び方3.壁紙やインテリアと合わせて選ぶ

畳との相性以外に、壁紙やインテリアの色調と合わせて選ぶのもおすすめです。

馴染みやすさを重視する場合には、暖色・寒色にかかわらず薄く、彩度の低いものを選ぶとよいでしょう。反対に、畳縁の印象を引き出したいなら、はっきりとした色のものを選ぶとよく目立ちます。

また、襖に使用されている色のなかで、とくに目立つ色と合わせると統一感が出ます。部分的に同じ色合いを使えば空間が格上げされて感じられるでしょう。

洋室続きの和室など、モダンな雰囲気を出したい場合には、畳縁なしのものもよく合います。色の違うものを組み合わせて市松模様のようにすると、おしゃれな雰囲気となります。

色の濃い畳縁は空間が引き締まり、シックなイメージが好きな人におすすめです。きりっとした雰囲気が出るので、集中力やモチベーションアップにもつながりやすいといえます。

まとめ

今回は、畳縁の選び方について、素材・色・空間との調和といった目線から詳しく解説しました。

畳縁は絵画で考えると額縁のようなもの。素晴らしい絵には、それにふさわしい額縁を合わせたくなりますよね。額縁と絵画がよく合っていれば、絵の美しさや出したいイメージを何倍にも膨らませることができるでしょう。

つくりたい部屋のイメージと合わせて、畳縁選びも楽みながら行ってみてください。

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