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畳のある部屋で加湿器を置く際のポイントを5つ紹介

2022-11-14


冬になると欠かせない加湿器ですが「畳のある部屋で加湿器を使用すると、畳を傷めてしまうのでは?」と心配になる方は多いでしょう。

「畳の部屋ではなんとなく使えないでいる」といった場合には、加湿器を適切に使用することで、乾燥する時期を快適に過ごせるようになります。

今回は加湿器が畳に与える影響や、畳のある部屋に置く際のポイントなどをわかりやすくご紹介します。

加湿器の置き場所によって畳に影響はある?

和室は畳以外にも襖や障子に自然素材が使われていることから、洋室に比べて調湿機能が高いのが特徴です。しかし冬場に暖房器具をつけて部屋を温めると湿度が下がってしまい、畳のある部屋でも加湿器を使用したくなると思います。

畳の部屋に加湿器を置く場合、壁や窓に近いところへ設置すると結露が発生し、水滴が思わぬ場所に流れ込んでカビを発生させる可能性があります。そのため、畳の部屋で加湿器を使用する際は、できるだけ窓や壁から離れた場所に加湿器を置くとよいでしょう。

ただ、部屋の中心に置くと日常生活の邪魔になるので、少なくとも窓や壁から1m離れた場所に置くことをおすすめします。

また、部屋の隅に置いてしまうと加湿器から出た蒸気が襖や障子に直接当たり、畳以外の部分を傷めてしまう可能性があるため注意が必要です。

自然素材がふんだんに使われている和室で加湿器を使用する際は、日常生活の邪魔にならないよう可能な限り壁や窓から離れた場所へ設置しましょう。

畳のある部屋で加湿器を置くメリットとデメリット

加湿器は快適な生活空間を実現するうえで欠かせない存在であり、設置することでさまざまなメリットが得られます。

しかし、メリットだけでなくデメリットもあるため、畳のある部屋に加湿器を置く際は気を付けましょう。

畳の部屋に加湿器を置くメリット

加湿器は空気中の水分量を増加させて部屋の湿度を上げてくれるので、設置することで肌や髪の乾燥を防げるというメリットが得られます。冬場になると暖房機器をつけて部屋を温める際、肌が乾燥して痒みを感じる方にとってありがたいことでしょう。

さらに、髪の毛が乾燥して傷みや切れ毛・枝毛で悩む方もいるかと思います。しかし、加湿器を設置すれば暖房機器をつけていても肌や髪の乾燥を防ぐことが可能です。肌や髪の乾燥を防げるのは女性の方にとって大きなメリットといえます。

また、喉や鼻の粘膜が乾燥すると炎症を起こしやすくなる、ウイルスや菌が付着しやすくなり風邪やインフルエンザなどにかかる危険性が高まります。

喉や鼻の粘膜が乾いてしまう目安としては「湿度40%以下」です。加湿器を使えば喉や鼻の粘膜の乾燥を防げるので、風邪やインフルエンザの予防につながります。

冬場の乾燥はさまざまな問題を引き起こすため、部屋が乾燥していると感じたら加湿器の導入を検討すると良いでしょう。

畳の部屋に加湿器を置くデメリット

畳の部屋に加湿器を置くデメリットとしては、湿度が高くなりすぎてカビを発生させることや、定期的に手入れしないと加湿器の中でカビや雑菌が繁殖すること、設置する際に場所をとることなどが挙げられます。

畳のある部屋に加湿器を設置した際、湿度を気にせず常に加湿器を稼働させ続けていると、湿度が上がり過ぎて畳にカビが発生するため注意が必要です。カビの発生を防ぐためには、常に部屋の湿度をチェックしておく必要があります。

さらに、加湿器を手入れせずに使い続けていると内部でカビや雑菌が繁殖するため、加湿器は定期的に手入れしなければなりません。

なかには手入れする時間がない方や手入れが面倒な方もいるかと思いますが、そういった方は雑菌が繁殖しにくいタイプの加湿器を選ぶと、多少手入れを怠っても衛生的に使い続けられます。

また、加湿器によってサイズは異なりますが、設置する際に場所をとることもデメリットの1つです。加湿器を選ぶ際は、設置する部屋の広さを考慮したうえで、邪魔にならないサイズのものを選びましょう。

畳のある部屋で加湿器を置く際のポイント

畳のある部屋に加湿器を置く際は、気を付けなければならないポイントがいくつか存在します。ここでは、加湿器を置く際のポイントを5つ紹介します。

こまめに湿度を管理する

加湿器を使用する際は快適に過ごせる湿度を保つことが大切なため、こまめに湿度をチェックしましょう。部屋の湿度が40%を下回ると乾燥によって肌や喉の調子が悪くなり、感染症のリスクが高まります。

一方で、湿度が上がり過ぎて60%を超えると、湿気によってカビやダニが発生しやすくなるため注意が必要です。湿度は高ければ高いほどいいというわけではないので、加湿器を使用する際はこまめに湿度を管理する必要があります。

湿度を管理せずに稼働させ続けていると、畳だけでなく襖や障子などにもカビが発生してしまうため、部屋の湿度は40%〜60%の間におさめることを心がけましょう。

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断熱性能の低い家で使用する場合は注意する

断熱材があまり使用されていない断熱性能の低い住宅は、外気温の影響を受けやすく、とくに冬の明け方は室温が大きく低下するため、加湿器を連続で稼働させたり、強い設定で動かしたりするのは避けましょう。

断熱性の低い住宅の場合、起きている間に加湿器を稼働させ続けて十分に加湿した状態で就寝時に暖房を切ると、夜中から明け方にかけて室温が大幅に下がるので、ひどい結露を起こす可能性があります。

鉄筋づくりの住宅であればまだ大丈夫ですが、古い木造建築の場合は結露によって住宅の柱が腐食していく危険性があるため、加湿器を使用する際は注意が必要です。

断熱性能の低い住宅で加湿器を使用する際は、寝る直前ではなく少し早めに加湿器を切る、できるだけ強い設定で稼働させないといった対策を日々心がけましょう。

水拭きする場合は加湿器を使わないようにする

自宅に和室がある方は、常にきれいな状態を保つため定期的に畳を掃除するかと思いますが、畳を水拭きした後はすぐに加湿器を使用しないように注意が必要です。

畳には調湿作用があり、湿気を吸い過ぎるとカビが発生してしまいます。そのため、水拭きした直後の湿気が多い状態で加湿器を稼働させると、畳が余分に湿気を吸ってしまいカビが発生するのです。

そもそも畳にとって水拭きはあまり良くない行為なので、掃除する際は乾拭きをおすすめします。しかし、水拭きでなければ落とせない汚れが見つかった際は、水拭きした後に日影干しすると良いでしょう。

その日の天気や気温にもよりますが、1時間〜2時間ほど日陰干しすれば畳のある部屋で加湿器を使用しても問題ありません。

部屋の広さに合ったものを選ぶ

設置には場所をとるため、日常生活の邪魔にならないよう購入時は部屋の広さに合ったものを選びましょう。

畳のある部屋は、壁や窓に近い位置へ加湿器を置くと結露が発生し、水滴が畳に流れ込んでカビを発生させる可能性があるので、できるだけ壁や窓から離して置かなければなりません。

その際に、加湿器のサイズが部屋の広さに合っていないと生活するうえで邪魔になるため、購入する際は部屋の広さを事前に把握しておく必要があります。

結露が発生しにくいものを選ぶ

結露はカビを発生させる原因になるため、購入時は結露が発生しにくいものを選びましょう。加湿器にはさまざまな種類が存在しますが、フィルターから水分が蒸発して空気に潤いを与える気化式のものは、とくに結露が起こりにくいので畳のある部屋におすすめです。

ただ、細かな性能や使い勝手は加湿器によって異なるため、購入する際はインターネットで気になる商品の口コミを必ずチェックしましょう。

まとめ

知識がない状態で畳のある部屋に加湿器を置くと、畳にカビやダニが発生してしまいます。しかし、加湿器を設置する際のポイントをおさえておけば、カビやダニを発生させずに湿度の保たれた快適な空間を実現することが可能です。

畳のある部屋に加湿器を設置する際は、部屋の広さに合った結露が発生しにくいものを選び、部屋の湿度が40%〜60%の間におさまるようこまめに湿度をチェックしながら稼働させましょう。

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