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畳の外し方は5ステップ!外す際に揃える物・外した後のお手入れのコツ

2022-09-22


畳のべたつきが気になるとき、畳を外して掃除したいと思うことはあるのではないでしょうか。「畳を外す作業は難しそう」と、重い腰が上がらない人が多いと思います。

そこで今回の記事では、畳の外し方を5つのステップにわけて紹介します。また、外した後のお手入れのコツやカビがあった場合のメンテナンス方法なども解説するので、畳を清潔に保つヒントとしてお役立てください。

記事を最後までお読みいただければ、畳の外し方をしっかり把握し、スムーズに外せるようになります。

畳を外す際に揃える物

畳を外すときに揃えるものをご紹介していきます。作業をスムーズに進めるためにも事前に揃えておくと便利です。業者は畳を外すとき手鈎という道具を使用しますが、ご家庭にあるもので代用できます。

家庭では千枚通し、もしくはマイナスドライバーを用意しましょう。畳の芯が畳の中でも、重さが軽い健在畳床であれば千枚通しでも問題ありません。重いわら畳床の場合はマイナスドライバーのほうが太いため安心です。

作業するときはマスクして作業することを推奨します。畳の下は埃がたまっていることが多いです。手が汚れることも多いので、ゴム手袋も用意すると手が汚れずに作業できます。

また、掃除機やほうきも必須です。ほこりなどはダニ発生やカビの原因になるため、畳を外す際に掃除機でほこりやダニを掃除しましょう。

畳の外し方を5ステップで紹介

畳の外し方を5つのステップに分けて紹介します。

1.マスクやゴム手袋をつける

畳を上げる前に、事前にマスクやゴム手袋を装着しましょう。マスクはハウスダスト対策になります。ゴム手袋は汚れ対策はもちろん、手が滑ることを防いでくれます。

軍手でも代用は可能です。軍手を選ぶときは手のひらに滑り止めがついているものを選ぶと滑り止めの効果も得られ、いざというときに安心できるでしょう。

2.畳の隙間を探す

次のステップが、畳を外すためにマイナスドライバーを差し込む畳の隙間を見つけることです。畳の縁についている布を畳縁(たたみべり)といいますが、畳縁と畳表の隙間を探してみましょう。

基本は隙間がないように施工しているため、隙間が見つかりづらいかもしれません。畳を無下に傷つけないためにも隙間を探してみましょう。

3.手鈎やマイナスドライバーを押し込む

畳縁と畳本体に隙間を見つけたら、そこにマイナスドライバーなどを差し込んでください。工具を置くまで差し込まないと、持ち上げる際にマイナスドライバーだけが跳ね上がり畳が破損する恐れがあります。

また、マイナスドライバーなどの道具が折れてしまって、畳が持ち上げられないと怪我につながる可能性もあるため丁寧に作業しましょう。

4.畳を押し上げる

隙間を見つけ、マイナスドライバーが畳の隙間に奥まで入ったことを確認したら、丁寧に畳を持ち上げます。畳が重い場合によくありますが、差し込んだドライバーの先端がずれてしまうと畳が損傷してしまうかもしれません。

畳は厚さ5cmほどあり、畳の重さは素材によってまちまちですが、20kg以上ある畳もあります。ドライバーなど道具一本で持ち上げることが難しいときは、2本使って作業したほうがいいでしょう。

5.畳を持ち上げる

最後は畳を持ち上げるように指をかけて畳を上にあげていきます。滑りにくいゴム手袋を使用していると、滑らずに持ち上げられるでしょう。畳を移動したい場合、重い畳であっても畳の裏の紐を持って移動が可能です。

畳を持ち上げるとほこりが舞うことも多いため、部屋を換気して掃除機やほうきで掃除しながら作業しましょう。初めて作業するときは、できる限り複数人で作業に当たったほうが何かあった時など安心できますね。とくに女性や高齢の方は複数人で作業にしたほうがいいでしょう。

畳を外した後のお手入れのコツ

畳を無事に外せたら、お手入れに移りましょう。

畳の掃除方法はコツがあります。間違った方法で掃除をしてしまうと畳の寿命が短くなってしまいます。正しいお手入れのコツを知っておきましょう。

畳の目に沿って掃除機をかける

畳の掃除のポイントは、畳の目に沿って掃除機をかけることです。これは雑巾などで拭き掃除をするときも同様です。

畳の目に沿って掃除しないと畳の表面に損傷ができて、歩いているときにちくっと痛むささくれの原因になります。最新の掃除機は吸引力が強いことも多いため、必要以上に力を入れずに優しく動かしましょう。

乾いた雑巾を使って汚れを拭き取る

掃除機でほこりなどを取った後は、雑巾を使った掃除が効果的です。表面のよごれが気になる場合は、乾いた雑巾を使用し拭き掃除します。

畳は湿気を吸収しやすいため、濡れた雑巾を使用してしまうとカビの原因になります。基本的には乾いた雑巾を使用してください。しつこい汚れは水拭きで汚れを落としたあと、しっかり乾拭きし、換気をして湿気を飛ばすとよいでしょう。

天日干しするとカビ予防にする

晴れている日で可能であれば天日干ししましょう。換気しない、布団を敷きっぱなしにしていると、知らず知らずのうちに畳の裏にカビやダニが発生していることがあります。

カビを見つけたら雑巾で拭く、エタノールを使用するなどの対処法もありますが、せっかく畳を持ち上げたならば天日干しがおすすめです。天日干しは畳の下の面を表にして日光を浴びせます。はたきで畳を軽くたたき内部にたまったほこりを出しておくとより効果的です。

畳にカビが生えた場合の対処法

畳を持ち上げてみたら畳にカビが生えていたとなるとショックを受けるかもしれません。業者に依頼して畳を新調する方法もありますが、今使用している畳をメンテナンスすることで長く使える可能性もあります。

畳にカビが生えていたとき、カビを除去する方法を3つご紹介します。

エタノールを使った方法

1つ目がエタノールを使った方法です。まずエタノールをスプレーに入れて、霧吹き状で噴射できる状態にします。霧吹き状にすることで、畳の網目の細かいところまでエタノールを届けられます。

エタノール吹きかけ、雑巾などの布類や歯ブラシなどブラシでやさしくこすりましょう。掃除機でカビは吸い取りながら作業して、ブラシでこする際は畳の目に沿った方向で行います。

酢を使った方法

2つ目が酢を使った方法です。まず水で10倍に薄めた酢を用意します。雑巾などに薄めた酢をつけ、カビのある部分を拭いていきます。拭き終わったら部屋を換気し、乾いた雑巾で水分をふき取りましょう。

酢によっては臭いが発生する場合がありますが、数日で臭いはなくなります。気になる方は十分な換気すると効果的です。

重曹を使った方法

3つ目が重曹を使った方法です。ネット通販やドラックストアで販売されている重曹を使用します。重曹は重度のカビのみに使用して、軽度のカビにはシミが残る可能性があるためおすすめしません。

畳を長期間放置していた場合に試してみてください。やり方は重曹に少しずつ水を加えてペースト状にします。歯ブラシに重曹をペースト状にしたものを少しつけ、カビがある場所をやさしくこすります。

汚れている畳はカビが見るからに取れていることがわかると思います。適宜掃除機を使用しながら作業してください。

まとめ

今回は畳の外し方をステップごとに分けて解説し、畳を外した後のメンテナンス方法を解説しました。畳は湿気などを吸収しやすい性質のため、カビが発生する場合があります。畳を持ち上げて状態を確認し、晴れた日に天日干ししましょう。

カビが重度である場合は業者に依頼し表替えや新調といった方法もあります。自分で判断できない場合は、業者に相談することがおすすめです。定期的に畳をメンテナンスするようにしましょう。

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